今年もそろそ熱中症の話題が出る時期になりました。
熱中症になった後に熱を冷ます方剤はいくつかありますが、そもそも熱中症になりにくくする方法はないものかとの相談を時々受けます。虚実などの体質に余り影響されず使いやすい処方は『五苓散』です。体の中の水分調整をしてくれる方剤で、余っていれば体から出し、足りなければ水分が体から出にくくしてくれます。
暑いところへ出かける前に服用すれば良いのです。但しもちろん水分も十分取ってください。少しこむら返りなど痙攣の症状が出てきたりしたら、芍薬甘草湯の併用がお勧めです。(心不全や高血圧の方は注意して服用してください。)
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